あなたは、自分の行きたいときに美容院に行けていますか?
子育てしていると家事・育児だけで毎日バタバタですよね。
子育て世代のママの中には、だんだん白髪が増えてきた方もいるのではないでしょうか。
でも、母親って美容院に行く時間がなかなか取れないですよね。
仕事や家のスケジュールとにらめっこしながら美容院の空き時間を確認して、ここなら行ける!と予約したら当日になって子供が熱を出した…なんてこともよく聞く話です。
現在アラフォーの私も、美容院になかなか行けない母親の一人です。
私は白髪が気になり始めてすぐのころ、なんとか時間をつくって美容院に通っていました。
仕事を早めに切り上げたり有休をとったり、値段は高いけど子連れOKな美容院に行ったりもしました。
仕事・家事・育児の合間に美容院へ行くのは本当に大変です。
それでも白髪を染めたくて、なんとか時間を作り約1か月半の周期で白髪染めを繰り返しました。
その結果、髪を傷めてしまったのです。
時間とお金も使って髪も傷むなんて…
ヘアカラーの繰り返しで髪が傷んでから、美容院へ通う頻度を見直しました。
今は3~4か月に1回のペースで美容院に通っています。
美容院での白髪染めのつなぎに、気になる部分を自宅でセルフリタッチしています。
- 美容院でカット&カラーする
- 1.5カ月後くらいから週1回、自宅で部分リタッチする
(根元&色が抜けてきた部分にヘアカラートリートメントを使用。) - 髪の長さは、結べる長さをキープする
(結べない長さまでは切らない) - きれいに全体染めしたくなったら美容院でカラーする
(美容院に行く2週間前からは自宅でリタッチしない)
白髪について調べたところ、髪のためにはカラー※1の間隔は、最低でも2か月開けたほうがよいということもわかりました。
ヘアカラーにより頭皮が乾燥し、頭皮を傷める可能性がある。
※ここで言うカラーとは:アルカリ剤で髪のキューティクルを開き、酸化染料を髪の内部に浸透させるカラー剤のこと。
美容院であれ市販の白髪染めであれ、短い周期でカラーを繰り返すのは頭皮にとってダメージ大です。
アルカリ剤を使ったヘアカラーは、2カ月以上あけることをオススメします。
この記事では、美容院へ通う間隔を2カ月以上あける手段として、「自宅で白髪をリタッチする」方法を紹介します。
\こんな方にオススメの記事です/
- 美容院に通う頻度を減らしたい
- 自宅でできる白髪染め方法を知りたい
- アラフォー、ひとり親、小学生子供2人
- 実家は遠方、年中ワンオペ生活
- ここ数年、白髪が増えて困っている
- 少ない時間でできる白髪対策を模索中
美容院に通う頻度を減らす方法
(筆者のやり方)
まず私が実際にやっている「美容院に通う頻度を減らす方法」を紹介します。
- 美容院でカット&カラーする
- 1.5カ月後くらいから週1回、自宅で部分リタッチする
(根元&色が抜けてきた部分にヘアカラートリートメントを使用。) - 髪の長さは、結べる長さをキープする
(結べない長さまでは切らない) - きれいに全体染めしたくなったら美容院でカラーする
(美容院に行く2週間前からは自宅でリタッチしない)
私がリタッチに使っているヘアカラートリートメントは、髪の表面に色をつけるもので、色持ちは約1週間くらいです。
白髪が目立ち始めてから次回美容院に行くまで、週1回、白髪の目立つ部分にヘアカラートリートメントを塗っています。
毎週ヘアカラートリートメントを塗り直すなんてめんどくさくない?
慣れれば塗る作業自体は5分程度です。後は放置するだけなので意外とめんどうじゃないですよ。
私自身、ヘアカラートリートメントは最近使い始めました。
ヘアカラートリートメントを使ったことがない方や、どんなものか気になる方は、こちらの記事もご覧ください。
きれいに塗るコツはこちらに記載しています。
カットの回数を減らせる髪型
私は、白髪染めに合わせて髪のカットも3~4カ月おきです。
頻繁にカットしなくてよい髪型にしています。
3~4カ月ヘアスタイルを変えなくても平気な方にオススメです。
ショートやボブなど髪の短いヘアスタイルは、少し髪が伸びただけで全体のバランスがくずれ、すぐに美容院でカットしてもらいたくなります。
ミディアム以上の長さなら、髪が伸びてもバランスは崩れにくく、髪の重さが気になる場合もゴムで結んでしまえば気になりません。
私の髪の長さは肩の少し上。ゴムで一つ結びができる長さです。
結んだときは、サイドの髪をピンで留めています。
前髪は、美容院で目の1~2センチ下くらいまでの長さに切ってもらいます。
顔サイドの後れ毛と一緒にストレートアイロンで伸ばして横に流せば、前髪が伸びても3~4カ月切らなくて平気です。
髪を結ぶので、結んだ時に見える顔周りやつむじは念入りにリタッチします。
逆にここ以外の、人から見えにくい部分のリタッチは特に念入りにはしていません。
髪型にこだわりがなければ、ひとつに結べる長さ以上の髪型が、カットの頻度を減らせてオススメです。
美容院ではどんなカラーを選んでいるか
美容院でカラーするときに選ぶカラーですが、私は明るすぎない・地毛色と違いすぎない色を選んでいます。
ヘアカラートリートメントでのリタッチは、黒髪を染めることはできません。
美容院に行くまでのつなぎの間、白髪部分はリタッチで色を付けられますが、根元から伸びてきた黒髪は黒のままです。
3~4か月の間美容院でカラーしないと、根元5センチ程度は美容院でカラーしていない髪になります。
私の場合、まだ白髪の量はそれほど多くない(全体の10%弱)なので、根元から生えて来る髪はほとんど黒。その中にチラホラ白髪が混ざっている状態です。
ヘアカラーした部分と根元の黒髪部分の境目が目立たないよう、私は美容院でのヘアカラーでは明るすぎない色を選んでいます。
ヘアカラートリートメントのカラーを選ぶ時も、「地毛の色(黒)」「ヘアカラーした髪の色」とを考慮し、浮かない色を選んでいます。
ルプルプ
の場合は、モカブラウンを使います。
「白髪の量」と「美容院に行く頻度」を考慮して、美容室で選ぶカラーとヘアカラートリートメントの色も選ぶといいでしょう。
自宅で白髪のセルフリタッチをオススメする人・しない人
自宅での白髪セルフリタッチをオススメする人・しない人はこちらです。
- なるべく美容院に通う頻度を減らしたい
- 全体を均一に染めることよりも、白髪を染めることを優先したい
- しばらく同じヘアスタイルでも平気
髪に対するこだわりの程度が似ている人は、この記事で紹介するやり方をオススメします。
逆に、次のような方にはこのやり方はオススメしないです。
- 白髪部分だけでなく、髪全体の色を均一にしていたい(少しの色むら等もNG)
- こまめに髪をカットして整えたい
自宅でのリタッチは、使う製品によっても色の出かたがイメージ通りでなかったり、今後のヘアカラーでも色むらになったりする可能性があります。
思い通りの色にしたい人は、信頼できる美容師さんにすべてをお任せしたほうがいいでしょう。
ハイライトを入れるなど、なるべく白髪が目立たないカラー方法も提案してくれるはずです。
私は「白髪を染めたい」けど「美容院には頻繁に通えない」という2点を考えた結果、「3~4カ月おきの美容院通い」がちょうどいいと考えています。
では、私がこの方法にたどり着くまでに調べたことを説明しますね。
この記事の参考にした2冊の本
私は白髪・髪に関する本を積極的に読むようにしています。
今までに読んだ中で、この記事で紹介している2冊が特にわかりやすく、情報も新しいです。(2022/9現在)
本には情報が盛りだくさんで、残念ながら本の内容すべてを紹介することはできません。
この記事では、「美容院に通う頻度を減らす」ことにつながる内容を紹介します。
詳しく知りたい方は、本も読んでみてくださいね。
- いい白髪ケア、やばい白髪ケア
(2020/11/2初版)
伊熊 奈美[著] - 白髪は防げる!
(2021/6/21初版)
辻 敦哉[著]
コッツフォード 良枝[監修]
カラー剤で染める間隔を2カ月以上開けたほうがいい理由
一般的に「ヘアカラー」と呼ばれているのは、「酸化染毛剤」というものです。
「酸化染毛剤」は通称「アルカリカラー」と呼ばれています。
アルカリ剤で髪のキューティクルを開き、酸化染料を髪の内部に浸透させ、過酸化水素で染料を酸化させて発色します。
それと同時に、髪に備わったメラニン色素を脱色して染めていきます。
アルカリカラーは「思い通りの色に自由自在に染められ、ファッション性が高い」というメリットがあります。
髪色を楽しみたいオシャレさんにはうれしいカラー剤ではありますが、頭皮のためには2カ月以上間隔をあけて使う方が良いです。
- ヘアカラーにより頭皮が乾燥し、頭皮を傷める可能性がある。
※ここで言うカラーとは:アルカリ剤で髪のキューティクルを開き、酸化染料を髪の内部に浸透させるカラー剤のことです。
「アルカリ剤」を使ったヘアカラーによって頭皮は乾燥し、ストレスを受けます。
肌が生まれてから垢となって落ちるまで、20代前半の健康な女性で約28日間といわれています。
年齢を重ねるにつれ、40代では約60日、50代で約75日とその期間が長くなっていきます。
この期間内に、頭皮へのストレスは1回程度に抑えたほうがよいため、アルカリ剤でのヘアカラーは2カ月以上開けるのが望ましいです。
カラーを長持ちさせるため、カラー直後に気を付けること
ヘアカラー後の色を長持ちさせられれば、頻繁にヘアカラーするのを避けることができます。
カラーした直後に気を付けたいことはこちらの2つです。
- カラーした日は自宅で髪を洗わない
- カラー後7~10日間はカラーヘア専用のシャンプーを使う
染めたては染料がまだ不安定な状態で、髪の内部に定着するのに丸1日はかかります。
カラーした日は自宅で髪を洗わないようにしましょう。
また、アルカリ剤はカラーの時にキューティクルを開くと同時に、髪の外側の天然の膜も失わせてしまいます。
美容院で染めたカラーを長持ちさせるには、カラー後7~10日間はカラーヘア専用のシャンプーを使うと良いです。
書籍「いい白髪ケア、やばい白髪ケア」でオススメされている、カラー後のシャンプー・トリートメントはこちらです。
ヘアカラー後の頭皮環境にも気を配り、カラーを長持ちさせましょう。
美容院に行くまでのつなぎ:半永久染毛料でのリタッチ
美容院でカラー後1か月もすると、色が抜けた部分や根元の白髪が目立ってきます。
次回美容院で染めるまでのつなぎに、白髪の気になる部分を自分でリタッチするという手があります。
- ヘアマニキュア
- ヘアカラートリートメント
美容院で一般的に使われるアルカリ剤のヘアカラーは、「永久染毛剤」と呼ばれます。
一方、ヘアマニキュアやヘアカラートリートメントなどは「半永久染毛料」と呼ばれます。
半永久染毛料とは
半永久染毛料とは、以下のような染毛を行う製品です。
化粧品に該当し、一回の使用で色素が毛髪の内部まで浸透することで染毛したり、数回連続使用していくうちに、色素が毛髪の表層部に徐々に浸透することで染毛したりする製品です。
JHCIA | ヘアカラーリング製品の分類(詳細)
ヘアマニキュア、ヘアカラートリートメント、カラーリンスなどが該当します。
半永久染毛料のメリット
半永久染毛料には次のようなメリットがあります。
- 髪を傷めにくい
- ヘアカラー剤でしみやすい人でも使える
ヘアマニキュアやヘアカラートリートメントといった半永久染毛料は、髪の表面を色素でコーティングするため、髪を傷めにくいです。
また、アルカリ剤のヘアカラーのように酸化染料が入っていないため、ヘアカラーでしみたり人でも使用することができます。(個人差があります)
半永久染毛料のデメリット
一方、半永久染毛料にはデメリットもあります。
- 色持ちはアルカリ剤のカラーより劣る
- 黒髪には色がつけられない
- 後のヘアカラーでうまく染まらなかったり、色むらになる可能性がある
ヘアマニキュアやヘアカラートリートメントは色持ちが短いため、色を持たせるには数日ごと、1週間ごとなど定期的に使用する必要があります。
また、ヘアマニキュアもヘアカラートリートメントも、白髪には色をつけられますが、黒髪にはほどんど色がつきません。
根元から生えて来る髪が白髪なら染まりますが黒髪なら染まらないのです。
つまり、美容院(アルカリ剤)でカラーした部分と黒髪との境目は、半永久染毛料でカバーすることはできません。
そしてもうひとつの注意点がこちら。
ヘアマニキュアやヘアカラートリートメントを使用すると、その後アルカリ剤を使ったヘアカラーでうまく染まらなかったり、色むらが発生したりする場合がある。
ヘアマニキュアやヘアカラートリートメントを使っている場合は、事前に美容師さんに伝えたほうが良いでしょう。
私は美容院に行くときは以下の2点を必ずやっています。
- ヘアカラートリートメントを使っていることを美容師さんに伝える
- 美容院に行く直前の2週間は自宅でリタッチしない
デメリットも考慮の上、使用するかどうか判断しましょう。
ルプルプ を使っていている私の場合、美容院に行く2週間前からリタッチをやめることで、美容院でのカラーが色むらになったことはないです。
半永久染毛料によるリタッチ方法1:ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは、アルカリ剤でなく髪をあたためることなどによりキューティクルを開き、その隙間から染料を入れ、毛髪内部のキューティクルに近い部分にイオン結合で染料を留めるものです。
色持ち:2~4週間程度
- 髪の表面をコーティングするような状態になるので、髪が傷みにくい。
- 染料が頭皮や肌についてしまうと落ちにくく、自分で頭皮につかないよう塗るのが難しい。
半永久染毛料によるリタッチ方法2:ヘアカラートリートメント
ヘアカラートリートメントは、塩基性染料はHC染料といった、メイク用品にも使われている染料をイオン吸着させるものです。
色持ち:1週間程度
- 髪の表面をコーティングするような状態になるので、髪が傷みにくい。
- 頭皮や皮膚についても洗えば落とせるので、気軽に色付けできる。
- 色持ちが1週間程度と短いため、短い周期で塗りなおす必要がある
頭皮に付着してもOKなことから、私はヘアカラートリートメントでリタッチしています。
私が使っているヘアカラートリートメントはこちらです。
\ 私が使っているヘアカラートリートメント /
(初めて使ったトリートメントで、このトリートメントを選んだ理由なども記載しています)
ヘアカラートリートメントの使い方は、こちらの記事で詳しく説明しています。
私の場合、美容院に行く前の2週間からヘアカラートリートメント(ルプルプ)を使用せずに美容院で染めたところ、特に色むらも無く染められました。
美容院のヘアカラーと自宅でのリタッチを併用した場合の染まり易さは、個人差やどの製品でリタッチしたかにもよります。
ヘアマニキュアやヘアカラートリートメントを使うときは、デメリットも考慮の上、使用するかを判断してくださいね。
ヘナを使うという選択もある
美容院のヘアカラーと自宅でのリタッチではなく、ヘナだけで染めるという方法もあります。
(ヘナは、メニューにあれば美容院で施術可能です。自分でヘナを購入して自宅染めもできます。)
ヘナのパウダーは、北アフリカから南アジアに分布する「ローソニアイネルス」というハーブの葉を乾燥させ、粉末状にしたものです。
ヘナの粉をお湯で溶いてペースト状にし、髪に塗布すると、しばらく置くうちに白髪がオレンジ色に染まります。
何度もヘナを重ねていくと染料が髪の外側のキューティクルに絡みつくため、黒髪の部分の色も深くなっていきます。
色持ち:純度の高いヘナで染めると3週間程度
- 天然100%のヘナなら、刺激なく※白髪を染めることができる。
※稀にヘナアレルギーの人もいるので注意 - トリートメント効果がある。
- 白髪のみ、且つオレンジ色にしか染まらない。
- ヘナ染の経験が少ないうちは髪がきしむ。
(ヘナショックとよばれる) - ヘナ染を繰り返すとキューティクルの内部までヘナの色素が蓄積していき、ヘナ染めした部分の髪を切らない限り、アルカリ剤のヘアカラーに戻るのが難しくなる。
ヘナを使う場合、「これからはずっとヘナで染め続ける」くらいの意志を持って使うことをお勧めします。
インディゴなど、他の天然染料と組み合わせることで、黒やダークブラウン、ライトブラウンといったカラーを作りだすことも可能です。
「ケミカルヘナ」とよばれる、酸化染料などが混ざったヘナも存在します。
配合成分を見て、100%天然素材のヘナを選ぶようにしましょう。
ヘナの使い方については、ミニマリストゆみにゃんさんのyoutubeでも詳しく説明されています。
Youtubeで使用されているヘナはこちらです。
まとめ
子育てしてるとなかな自分の時間がとれないですよね。
白髪が気になっていても、なかなか美容院にも行けません。
だからといってそのままだと白髪が目立つので、この記事では自宅で白髪をリタッチする方法をご紹介しました。
- 美容院でカット&カラーする
- 1.5カ月後くらいから週1回、自宅で部分リタッチする
(根元&色が抜けてきた部分にヘアカラートリートメントを使用。) - 髪の長さは、結べる長さをキープする
(結べない長さまでは切らない) - きれいに全体染めしたくなったら美容院でカラーする
(美容院に行く2週間前からは自宅でリタッチしない)
カラーとカラーの間隔を2カ月以上あけることで、髪への負担も減らせるでしょう。
- ヘアカラーにより頭皮が乾燥し、頭皮を傷める可能性がある。
ヘアカラートリートメントについては、こちらの記事もご覧ください。
このブログでは、ワンオペ&二児の母の私が「暮らしを楽にする工夫や便利グッズ」を紹介しています。よければ他の記事も見てくださいね♪
美容院になかなか通えない方の参考になればうれしいです。
読んでいただき、ありがとうございました!