我が家で使っているHITACHIのドラム式洗濯機、BIG DRUM(ビッグドラム)。
購入して約9年で、乾燥コースで[C02]エラーが発生するようになりました。
同じエラーが出て困ってはいませんか?
我が家ではHITACHIに修理依頼してビッグドラムが直りましたので、その実体験をご紹介します。
壊れるまでの過程と原因・修理代を知りたい方はぜひご覧ください。
この記事はこんな人に読んでほしい記事です。
- HITACHIビッグドラムでC02エラーが出て困っている
- C02エラーの原因を知りたい
- 修理依頼のしかたと、修理代の目安を知りたい
この記事を読めば、エラーの原因と修理の流れ、修理代の目安がわかります。(2022時点の修理代です。現在は変わっている可能性があります。)
なかなか見られない洗濯機の中身の写真も載せていますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
ビッグドラムC02エラーの原因と修理代(領収書を公開)
我が家の場合、C02エラーの原因は「乾燥を制御する部品の故障」でした。
HITACHIに修理依頼し、かかった費用がこちらです。
(時期や故障原因によって修理代は異なるので、参考として見てください。)
- 技術料:19,600円
(予想するに1H あたり9,800円×2H) - 出張料:3,500円
- 部品代:2,400円
- 消費税:2,550円
合計:28,050円
乾燥を制御する部品が故障していたため、新しい部品と交換しました。
領収書を見ると、今回交換した「GBユニット(BD-V9500L(21))」という部品が2,400円というのがわかります。
部品交換の他に、iPad経由での基盤アップデート費用も含まれています。
(アップデートで何が変わるのかは不明)
もし3ヶ月以内に同じ原因で再故障した場合、無償で対応してくれるとのことです。
ではここから、我が家の洗濯機が壊れた経緯と原因の詳細を紹介します。
修理依頼する前に自分でできる対策もあるので、これから修理依頼しようとしてる方も、まず自分でできることをやってみましょう。
我が家のビッグドラムのスペック
我が家のビッグドラムのスペックはこちらです。
- 名称;BIG DRUM(ビッグドラム)
- 型式:BD-S7500L
(末尾Lが左開きドアタイプ、末尾Rが右開きドアタイプ) - 購入時期:2013年8月
- 壊れるまでの使用期間:9年10か月
我が家でのビッグドラムの使い方
我が家は2013年にHITACHIのビッグドラムを購入しました。
- 買ってから6年:乾燥機能をほとんど使ってない
- 壊れる前の約3年:毎日「洗濯⇒乾燥」を回していた
生活サイクルが変わったのをきっかけに、6年後から乾燥機能を使い始めました。
- 洗濯
(お急ぎコース)
~約20分~ - 乾燥しないものを取り出す
- 洗濯機に残ったものを乾燥にかける
(乾燥 標準コース)
~約3時間半~
乾燥機にかけると縮むもの・シワになるものは部屋干し、残りはビッグドラムの乾燥コースで乾かします。
壊れるまでのビッグドラムのお手入れ状況
洗濯機が壊れる前、我が家のビッグドラムは以下のようにお手入れしていました。
ドア内側とドアパッキン | 洗濯後の水気はふき取るが、乾燥後についた埃はそのまま |
糸くずフィルターのお手入れ | ビッグドラムがお知らせしたときのみ |
乾燥フィルターのお手入れ | ビッグドラムがお知らせしたときのみ |
洗濯層の掃除 | 1か月~3か月ごとに層洗浄を実施(11時間コース) |
糸くずフィルターと乾燥フィルターは、音声でお知らせされるとき以外、ほとんどお手入れしていませんでした。
C02エラーが出始めるまでの経緯
我が家の洗濯機は、壊れる半年ほど前から以下のような状態になりました。
- 「乾燥フィルターが根詰まりしました」のお知らせがされなくなる
- 乾燥フィルターに、埃がほとんど溜まらなくなる
掃除しなくていい!
ラッキー!
ズボラな私はそのまま使い続けました。
そして半年後。
乾燥が始まると10分ほどで、C02エラーで洗濯機が停止するようになりました。
「乾燥フィルターが根詰まりしました。ドラムの中の水を排水し、電源を切ってから、運転を開始してください。」
パネルには[C02]というエラーコードが表示されています。
しかし、一時停止して確認しても乾燥フィルターに埃はたまっていません。
ブラシで乾燥フィルターを掃除してから再スタートしても、10分後にはまた同じエラーが出ます。
その日はあきらめて手干しましたが、このときの洗濯物がいつもよりもくさいのです。
次の日も、その次の日も同じエラーが発生しました。
乾燥フィルターをカビキラー漬けにしても効果はなく、乾燥するたびにエラーが出ます。
乾燥フィルターをカビキラーできれいにしたところ
C02エラーってなに?
C02は「排水できないエラー」。その原因は?
HITACHIの説明書を確認したところ、C02エラーは「排水できない」エラーということがわかりました。
説明書によると、C02エラーの原因は以下の通りです。
- 排水ホース、排水口、排水トラップ、糸くずフィルターに糸くずなどがたまっている
- 排水ホースが正しくセットされてない
(つぶれたり凍結している、排水ホースを倒している、先端が水につかっている、途中10センチ以上高くなっている) - 延長用ホースを使用している場合、排水ホースが3メートル以上になっている
また、ネット検索すると「原因を確認する方法」としてこのような記載もありました。
- 洗濯機に何も入れずに脱水単独運転を1分間行い、エラーになる場合は洗濯機本体の問題
- 上記でエラーにならない場合は、排水周りの問題
まずはネット検索を頼りに、脱水単独で1分間運転してみました。
その結果、エラーにならず脱水運転は完了。
洗濯機本体ではなく排水周りが原因と推測し、自分でできる対策はないかといろいろやってみました。
(結局、エラーの真因は「乾燥を制御する部品の故障」だったため、私の推測はハズレでした。
でも、修理依頼の前に自分でできることはやってから依頼するのがよいと思います。
ここから下は、私が修理依頼する前に排水周りをどのように確認したかを紹介しています。)
修理依頼前に、自分で行った対策
修理依頼する前に、HITACHIの説明書にあるC02エラーの原因を、自分で1つずつ確認しました。
- 排水ホース、排水口、排水トラップ、糸くずフィルターに糸くずなどがたまっている
- 排水ホースが正しくセットされてない
(つぶれたり凍結している、排水ホースを倒している、先端が水につかっている、途中10センチ以上高くなっている) - 延長用ホースを使用している場合、排水ホースが3メートル以上になっている
我が家では延長用ホースは使っていないので、エラーの原因は延長ホースではありません。
排水ホース、排水口、排水トラップ、糸くずフィルタのどこかに埃がたまっているのが原因?と推測しました。
乾燥フィルターに溜まらなくなった埃が、洗濯機の中のどこかに溜まって排水できなくくなっているのかも?
埃が溜まっていそうな場所を、1か所ずつ確認していくことに。
排水ホースに埃が溜まっていないか確認する
排水ホースは簡単に取り外しできないため、手の届く範囲でモミモミし、中にゴミが溜まっていないか確認しました。
ゴミは溜まってなさそうでした。
排水口をパイプユニッシュできれいにする
排水口にゴミが詰まっている可能性があるため、粉末のパイプユニッシュをふりかけて放置したあと、ハブラシできれいにしました。
排水トラップをカビキラーで掃除する
排水トラップも汚れていたので、取り外してハブラシできれいにしました。
糸くずフィルターをカビキラーで掃除
糸くずフィルターに溜まっていたゴミを捨て、カビのような汚れはカビキラーできれいに。
糸くずフィルターを外した後の穴も、しばらくカビキラー漬けにしました。
カビキラーを流すのには、象さんジョーロがちょうどよかったです。
このように自分でやれることはやりましたが、すべて効果無しでした。
相変わらず、乾燥を始めると10分程度でC02エラーが発生します。
9年近く使っているし買い替え時なのか。
まだ洗濯は普通にできるし、乾燥はあきらめて洗濯機能だけ使い続けようかとも思いました。
でも、いまのところ乾燥コースだけがエラーで洗濯は問題なく使えるけど、もし洗濯コースでもエラーになったら?
乾燥はできなくても手干しすればいいけど、洗濯できなくなったら直るまでコインランドリー通い?
洗濯ができないとさすがに生活に支障が出るので、洗濯機能が使えるうちに、HITACHIに修理依頼することにしました。
HITACHIへの修理依頼のしかた
購入した店舗の保証期限内の場合は、購入店舗へ連絡しましょう。
我が家は購入店舗の保証は切れていたので、HITACHI公式ホームページから修理依頼しました。
HITACHIの修理は、家電によっては「宅配引取修理」もありますが、洗濯機は「出張修理依頼」のみです。
こちらのHITACHIホームページのサポートページから「出張修理依頼のWEB申込」できます。
修理のご相談・お申込み:日立の家電品 (hitachi.co.jp)
修理申し込み画面で、以下の情報を入力します。
- 修理依頼する家電の種類
- 型式
- エラー名
- 住所、名前と連絡先
- 希望の修理依頼日
カレンダーで〇のついた日付から、修理依頼日を選択してください。
WEB申込での修理依頼では、日付の指定のみで訪問時間の指定はできません。
時間指定したい場合は「希望日なし」を選択して予約し、コールセンターからの折り返し電話で時間を調整します。
WEB申し込みせず、直接電話で修理依頼もできます。
HITACHI 修理依頼の電話番号
日立家電エコーセンター
0120-3121-68
携帯電話から
0570-0031-68(有料)受付時間
修理ご相談・ご依頼の電話受付:日立の家電品 (hitachi.co.jp)
9:00~18:00(月~土)
9:00~17:00(日・祝日)
事前に修理代の目安を知りたい場合も、電話での修理依頼をお勧めします。
ホームページにも記載がありますが、出張修理依頼すると、修理できなくても出張費3850円※の支払いが必要です。
※この出張費は筆者が依頼した時点の金額。
最新の出張費は、HITACHIのサポートページを確認ください。
(HITACHIサポートページはこちら)
修理できなくても出張代は発生するので注意!
※2024/2追記:修理キャンセルの場合、診断料と出張料の合計(5,830円〔税込〕)がかかるようになっています。
(4)出張修理対象品で修理担当者が訪問し見積りの結果、修理キャンセルとなった場合は、診断料と出張料の合計(5,830円〔税込〕)をご負担いただきます。
洗濯乾燥機(BW-D**、NW-D**):日立の家電品 (hitachi.co.jp)
修理屋さんが来てからの流れ
WEBで予約した日の朝9時過ぎに電話があり、12時半ごろに修理に来るとのこと。
連絡通り、午後から修理屋さん(男性1名)が来てくれました。
洗濯機の修理に来ました!
当日の作業の流れを説明される
こちらから状況を説明したあと、修理屋さんが修理の流れを説明してくれました。
修理の流れはこちらです
- まず排水経路が詰まっていないか確認する
- 排水経路に問題がない場合、原因と考えられる部品を順番に確認する
- 部品が原因の場合は部品交換する
(但し、交換して運転してみないと本当にその部品が原因かはわからない) - 修理代はMAX5~6万円程度になる
(交換する部品と所要時間による)
当日の流れについて、こちらから質問すれば詳しく答えてくれますが、マニュアルに沿って対応している感じはしませんでした。
修理担当者によって、説明の詳しさは違うかもしれません。
修理代が最大どのくらいかなど、気になることは自分から聞きましょう!
説明のあと、実際に洗濯機の確認が始まります。
排水経路の確認
排水経路の確認のため、分解が始まりました。
まずは上部から。
さらに分解し、中のパイプをモミモミして、詰まりが無いか確認します。
「洗濯」と「乾燥」で排水経路が違い、左が洗濯排水、右が乾燥排水だそうです。
確認の結果、排水経路は問題なしでした。
修理依頼する前は「乾燥だけでなく洗濯でも排水エラーが出たらどうしよう」と心配していた私。
修理屋さんに実物を見てもらった結果、今回のC02エラーが原因で洗濯モードもエラーになることはよほどないでしょう、とのことでした。
洗濯モードは問題ないとわかって安心しました!
部品の確認
次に、部品が壊れていないか確認します。
さらに分解が進み、洗濯機はこのような姿に。
分解して内部まで見たところ、乾燥フィルターの奥の方は比較的きれい。
でも、乾燥フィルターのすぐ後ろの埃が多めで、乾燥フィルター後ろの乾燥を制御する部品が壊れている可能性があるとのことでした。
原因は乾燥を制御する部品の故障だった
埃で汚れている部品
この部品に埃が詰まってると、うまく乾燥の調節ができずエラーになるらしいです。
その場で確認したところ、この部品が完全に壊れていることが判明。
この部品を交換してもらいました。
別の部品が原因の可能性もゼロではないですが、洗濯ができて乾燥がエラーなら恐らくこの部品が原因とのこと。
この部品を交換すればよほど乾燥には問題なさそうです。
この部品を交換後に乾燥運転して、エラーが再発するなら再修理に来てくれることになりました。
修理屋さんの話では、我が家の洗濯機(BD-S7500L)の次の型から、乾燥フィルター周りが掃除しやすく・(背面でなく)上から部品交換できるようになったそう。
今回我が家で壊れた部品も、以前より簡単に交換できるようになったそうです。
部品交換でビッグドラムが直った
修理したその日に、さっそく洗濯と乾燥を回してみました。
壊れているときは、乾燥が始まって10分ほどするとC02エラーで止まっていましたが、
エラーで止まることなく乾燥まで終えるようになりました!
部品交換の後からは、問題なく使えています。
手干しする必要がなくなり、乾燥機能のありがたみを改めて感じます。
ドラム式洗濯機は高価!
できるだけ長く使えるよう、こまめに手入れしながら使っていきたいと思います!
部品故障の予防にはこまめな掃除が大事
同じことが起きないよう、修理屋さんに部品故障の予防策を聞いてみました。
部品故障を防ぐには、こまめに掃除し、埃が溜まらないようにすることが大事。
面倒くさがらず、こまめな掃除が大事です。
- 乾燥フィルターは、乾燥する度に埃をブラシで掻き出す
- 糸くずフィルターは、洗濯の度にゴミを捨てる
我が家の洗濯機は、年数のわりには中も背面もきれいと言われました。
購入後数年は乾燥機能を使っていなかったことと、1~3か月おきに洗濯槽クリーナーで槽洗浄していたのがよかったかも。
我が家では、ずっとこちらのドラム式洗濯機用クリーナーを使っています。
我が家で使っている洗濯槽クリーナー
しっかり洗浄したい場合は、少し高いですがHITACHI専用のドラム式洗濯機用クリーナーを使うのもよいでしょう。
糸くずフィルターは、ブラシを使うとゴミがごっそり取れます。
また、日ごろのお手入れとは違いますが、洗濯機のニオイが気になる場合は「洗濯マグちゃん」がオススメです。
洗濯物と一緒に「洗濯マグちゃん」を入れると、洗濯機のイヤな臭いも軽減される!
我が家では、以前から洗濯マグちゃんを使っています。
乾燥後のニオイが気になったとき、洗濯マグちゃんを使い始めたら本当にクサくなくなりました!
お手入れグッズも使いながら、洗濯機をこまめに掃除して、長く使えるようにしましょう。
こまめにお手入れすれば、臭い対策にもなります。
ビッグドラムの臭い対策はこちら
後日談:結局、修理した2年後に買い替えた
ビッグドラムを使い始めて9年目に修理しましたが、結局その2年後に新しい洗濯機に買い換えました。
理由は、乾燥に6時間もかかるようになり、もう寿命だと思ったからです。
ビッグドラムを買って11年。乾燥に時間がかかりすぎて、電気代も心配なことから買い替えることにしました。
電気量販店の店員さんが言うには、ドラム式洗濯機の寿命は7~8年だそうです。
私は9年目に修理で部品交換して使い続けましたが、そもそも寿命だった説があります…
Panasonicのドラム式に買い換えたら、乾燥が2時間で終わるようになりました。快適!
高い買い物なので、修理か買い替えかは悩みますよね。
家電は日々進化しているので、新しい洗濯機の値段もリサーチしてから、修理するか決めるのがよさそうです。
\新しい洗濯機でも、これ☟と同じニオイ予防策を続けています!/
まとめ:洗濯機はこまめに掃除しよう
我が家の場合、ビッグドラムのC02エラーは部品の故障が原因でした。
HITACHIに修理してもらい、かかった修理代は28,050円です。
もし壊れなければ払わずに済んだお金ですよね。
洗濯機が壊れないよう、日ごろからこまめに掃除することが大事だと実感しました!
まとめ
- ビッグドラムのC02エラーは排水できないエラー
- まず乾燥フィルタ、排水ホース、排水トラップ、排水口、糸くずフィルタが詰まっていないか確認する
- それでも改善しない場合は修理依頼する
- HITACHIの修理費は「技術料+部品代(部品交換する場合)+出張費+消費税」
- 故障を予防するには、洗濯機を日ごろからこまめに掃除する
ビッグドラムに限らず、ドラム式洗濯機はこまめに掃除し、長く使えるようにしたいですね!
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